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おりんっていうのはお仏壇の中にあり「ち~ん」と鳴らすお椀のような形をしたものです。
私たちは遠い昔からお仏壇の前に座り、ご先祖様にそして自分の心に様々な思いをのせて、おりんを鳴らし手を合わせ祈ります。代々使われているおうちの音であるおりんは、どこか懐かしくその響きは心に沁み、安らいでくる。
そんな江戸時代から伝わる鳴りものです。
私たちは遠い昔からお仏壇の前に座り、ご先祖様にそして自分の心に様々な思いをのせて、おりんを鳴らし手を合わせ祈ります。代々使われているおうちの音であるおりんは、どこか懐かしくその響きは心に沁み、安らいでくる。
そんな江戸時代から伝わる鳴りものです。
二方屋のおりんは1300年前から存在している正倉院の宝物「砂張(佐波理)」と同じ素材で作られた金属の鳴り物です。
ひとつの型からひとつしか作れず、全工程180種類の作業をじっくり時間をかけて仕上げていきます。
土選びから始まり金属の状態、混ざり合い、釜から出した型の温度、鋳込みの頃合い、季節・天気・湿度・気温どれを外してもこの音色は鳴りません。瞬間勝負ででもある鋳込み作業は緊迫が続く中、火をいかに扱うか、繊細でかつ体張っての作業です。
ひとつひとつ性格の違う鋳物をおりんの声(音)を聞きながらすべて手作業で工程を進めていきます。
出来上がった二方屋のおりんは5年10年と使用しているうちにどんどん音が鳴り上がっていくのが特徴です。そしてこの響きは「魔を切り、場を清め、悪霊を祓う」と言われて来ました。
二方屋のおりんは遠い昔小さい子供のころに聞いた事のある不思議な、妙なあのおりんの音を素材・技法全く変えず現在まで受け継ぎ伝統を守り続けている京都のりんよ工房の逸品です。
ぜひ生の音色を聞いて頂ければ嬉しく思います。
ぜひ生の音色を聞いて頂ければ嬉しく思います。
おりんの音は古来から邪気を祓うと言われています。
二方屋ではお仏壇に置くような一般的な大きさのおりんから、どこにでも一緒に行けるような小さなサイズのおりんなど、様々なおりんを取り揃えています。ここでは、購入された方からいただいた、日々の中でおりんの音がある風景をご紹介します。
- ストレスいっぱいの社会で今を懸命に生きてる人たちのイライラした心を和らげたいとき
- 何気ない毎日を何気なく終えた、ほっとした日のおやすみ前に
- どんよりした重い空気を変えるとき(受験生をもってたりや介護で頑張りすぎているとき)
- ひきずらない・・気持ちの切り替えに
- 緊張の続く時間、肩の力を抜く瞬間に
- お玄関で「行ってきます」と「ただいま」のあいさつとして
- お墓の前で空気を清め 「ここにいるよ」って合図に
- 厄祓いと伝えられている音を持つお守りりん いつも一緒におでかけに
- 繊細な金属なので落としたり、強い衝撃を受けるとひびが入り鳴らなくなります。
- お手入れは柔らかい布で乾拭きしてください。(磨き粉・クリームなどつけないでください)
- 鋳肌・素材のままのおりんは変色防止のため蝋でで仕上げ拭きしています。
- 白い布でふくと青黒い色が付くことがありますがそのまま馴染ませてください。
- 上からたたくと余韻が止まります。淵の部分を軽くはじくように叩くとよく響きます。